ボートフィッシングでは、必需品と言っても過言ではない魚群探知機ですが、高価なためなかなか手が出ない方も多いのではないでしょうか?今回は、水深50m位までの水深をカバー出来る安価ですが性能としては必要十分な性能を有したGARMINのストライカープラス4cv(GT-20TM振動子付き)について紹介していきます。
目次
スペック
- 画面表示サイズ:4.3インチ
- 本体外形寸法:幅98mm×高さ174mm×奥行45mm
- 表示解像度:272 x 480ピクセル(QSVGA)
- 画面表示:英語
- 電源電圧:12VDC
- 消費電力:4.8W
- 防水性能:IPX7
- 重量:300g
- 魚探出力電力:300W
- デュアルビーム:77/200kHz
- CHIRP ClearVü :455/800 kHz
- 付属品:本体架台、GT-20TM振動子、電源ケーブル、トランサム固定ベース、エレキ固定金具、マニュアル
- GPS機能:SBAS方式、クイックドローコンターマッピングソフトウェア搭載
魚探に詳しくないと分からない部分もあるかと思います。私も分かりません(苦笑)
難しいことは抜きにして、どういったことが出来るのかを紹介していきますね。
機能の紹介
GT-20TM振動子について
ショッピングサイトを見ると、振動子にはGT-20TMとCV-20TMの2つのタイプがありますが、この違いは、簡単に言うと真下に強いセンサーか横に強いセンサーかの違いみたいです。GT-20TMは真下(中央部)を探知しますが、CV-20TMは2つの側面を探知し中央部をカバーしているようです。
Garmin CVトランスデューサーには中央要素がありませんが、2つの側面要素があるため、ボートの側面をより適切にカバーできます。ボートの真下の領域は、これら2つの要素の組み合わせで覆われており、理想的な条件で、深さ250フィートまでの海域で機能します。この技術は、ボートの下を完全にカバーするクリアなソナー画像を提供することが業界で証明されており、GarminCVトランスデューサーはまさにそれを行います。
Garmin GTトランスデューサーには、CVトランスデューサーよりも深度性能を向上させる中央要素がありますが、カバレッジ領域が狭いため、ボートの側面への戻りの表示が制限されます。
ガーミンのサポートセンター論文より抜粋
真下の精度を高めたいならGT-20TMが良さそうですね。
どちらが良いかはPita-Kumaには分かりませんが、ネットを検索するとGT-20TM振動子が良いという方が多いように感じましたので、Pita-KumaもGT-20TM振動子タイプを購入しました。
ストライカー4やストライカープラス4との違い
ストライカー4シリーズには、ストライカー4、ストライカープラス4、ストライカープラス4cvがありますが、簡単に違いをまとめると、以下の通りです。
- ストライカー4:クイックドローコンターマッピング機能がない、クリアビュー機能が無い、魚探出力電力は200W
- ストライカープラス4:ストライカー4の性能に加えクイックドローコンターマッピング機能を搭載したもの
- ストライカープラス4cv:魚探出力電力は300W、クリアビュー機能を搭載したもの
浅場メインで、クリアビューが不要ならプラス4でも良さそうですね。
クイックドローコンターマッピング機能も不要ならストライカー4で良いですね。
でも、このクイックドローコンターマッピング機能があるとないとでは、効率に大きな差が出るんです!!
クイックドローコンターマッピング機能
この機能は、通過した箇所の等深線を保存してくれる機能で、ポイントを探す時に非常に便利な機能で、かなり広範囲の情報を保存できるようです。
マッピングする際は、出来るだけ1回の釣行時に行う方が良いです。日を跨ぐと水深が変化するため、正確な等深線とならない可能性があるためです。
この機能のおかげで、地形の変化が分かり魚を探す効率がグンと上がりました。
その他、船の航跡が記録できますのでこの機能と合わせると、船の流され方も把握できるため、船のつけ直しも楽チンです。
下の写真と動画は、船釣り初心者の妻の操船で初めて行くポイントの釣果です。この機能が無ければ、釣れてませんでした。
↓↓この時の動画です。良かったらご視聴下さいませ!
魚探の能力はどうなの?
Pita-Kumaは船を持っていないので、レンタルボートのイケスに振動子を入れて(舟屋さんには予め許可を頂いてます)使っていますが、出力電圧300Wで水深50mが限界のようでした。(一瞬53.6mまでは探知出来ていました)
水深のもっと深い所に行きたい場合は、本体の出力電圧が500W以上の物をチョイスする必要があります。
500wモデルで、紹介しているモデルの上位モデルとなります。
一方、魚の探知能力については安いから心配に思うかも知れませんが、全く問題ありません。しっかりと反応してくれていました。(良い画像が撮れてなくてすみません><)
魚探あるあるなのかもしれませんが、魚探に反応がなくなるとモチベーションが下がります(笑)
まだまだある便利機能
これまで紹介しました機能の他に、クリアビュー機能や、魚の位置を表示してくれたり、マルチ画面をカスタマイズ出来たりと便利な機能が搭載されています。
クリアビュー機能は、このモデルの売りの機能ですが、Pita-Kumaは海釣りメインなので使用していません。バス釣りにはかなり有効そうですね。
電源はポータブル電源があると便利
私はストライカー4プラス4cvの電源を300Wクラスのポータブル電源のACアダプター(DC12V/10A)から供給させています。
朝5時頃~夕方の16時頃まで使っても、ポータブル電源のバッテリー残量目盛りの1/5の消費で収まります。
ざっくり私の使用しているポータブル電源のバッテリー容量322Whから算出すると約11時間連続使用した時は64.4Whの消費電力量になりますね。
因みに魚探の表示器は、ポータブル電源が潮や雨に濡れないようにするためのプラケースの蓋にダイソーのまな板を載せてネジで固定しています。
ポータブル電源があると、スマホも充電出来るし、船内で扇風機なんかも動かせるので便利ですよ。
モバイルバッテリーでも動かせるはずですが長時間使用には向いていないと思ったので、やはりバッテリー容量が多い安心して使えるポータブル電源を私はチョイスしました。
現行のポータブル電源にはDCジャックのメスコネクターが付いてる物が殆ど無く12V 電源はシガーソケットを使うかUSBを使うかの2択になっているようです。魚探に付属しているコードはDCジャックのオスタイプなので、変換コードが別途必要になりますね。これはモバイルバッテリーを使う場合でも同様です。
今回ご紹介している魚探の場合のみの説明です。ハイクラスの魚探を使う場合は、使用電圧及び電流をご確認の上、ポータブル電源が使用出来るかご確認ください。
ポータブル電源を使うならEcoFlowがおススメです。
●DCジャック⇒USB-C変換ケーブル
USB端子を利用する場合はUSB-A端子ではなく出力電流が多く取れるUSB-C端子が安定するんじゃないかと思います。
車中泊やキャンプで多目的にも使いたい場合だと、ご紹介した商品の容量は小さいかもですが、船に持って行くには重量的にもサイズ的にもこれ位が丁度良いんじゃないかなと思います。
まとめ
私がプラス4ではなくプラス4cvを購入した理由は、少しでも魚探出力電力が強い方が有利かなと思いこのタイプにしました。私の行く場所では50mまでの水深ですので、価格と性能から決めました。
フィッシングスタイルや釣行される場所によってモデルを選択するのが良さそうですね。
以下にPita-Kumaの考え方を記載しておきますので、ご購入時の参考にして下さい。
- 等深線を表示する必要がないならストライカー4で十分。
- 何度も通う浅場のフィールドで、クリアビューは要らないならストライカープラス4。
- クリアビューが欲しいならストライカープラス4cv。
- プラス4とプラス4cvで悩んでいるなら、プラス4cv。
●ストライカープラス4
●ストライカー4
●本体カバー
以上、簡単ですがGARMIN ストライカープラス4cvの紹介でした。設定方法等は改めて記事にしたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!!
釣行記を配信していますので、こちらも良かったらご一読くださいませ♪
簡単なスペックを紹介しますね。