岩場での釣り|スニーカーでも大丈夫?釣り場で転倒しないための安全対策

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    シーバスやチヌ狙いでの河川や河口部ではよく岩場やブロックがあるエリアで釣りをすることも多々あるかと思います。こういった場所に安易に近づくと滑って転倒する確率が高くなるんですよね。

    と言うわけで、今回はそういったエリアでのランガンに必要な安全装備についてお伝えしていきたいと思います。

    ピタくま

    特に釣り初心者の方には是非、怪我をしないためにもしっかりと危険に対する知識を身に付けておいていただきたいなと思います。

    岩場やブロックの危険性について

    まずは岩場やブロックエリアの危険性についてお伝えしていきたいと思います。

    私達夫婦がチニングに通っている場所には、以下の画像のような場所があります。

    説明画像
    フラットに加工された岩が敷かれた場所
    説明画像
    比較的フラットに敷かれたブロック
    ピタくま

    パッと見、比較的歩きやすそうな安全な場所に見えますよね?

    ピタくま

    でもコレが結構危険なんですよ!

    では、何が危険なのかをそれぞれの場所についてお伝えしていきたいと思います。

    フラットに加工された岩場の場合

    まずは2つの画像の内、上の画像の場所について見ていきましょう。

    先程の画像をもう一度ご覧いただくと分かるかと思いますが、黄土色の小石程度の凹凸がある岩なのが分かるかと思います。

    その表面に薄~くこげ茶色の部分がありますよね?コレが危ないんですよ。

    ピタくま

    これ、コケなんですよね。

    晴れの日では岩が乾いているので、このこげ茶色の部分も乾燥していてそれほど危険ではないのですが、雨の日だと表面がテカテカしていてスニーカーだとほぼ確実に滑ります。

    説明画像
    雨の日には深緑色になって危険度が増します
    ピタくま

    では、何故この岩の表面にコケが生えているかを考えてみましょう。

    画像だけの情報だと、水面から数十cmの位置に岩が出ていてますが、この場所、大潮の満潮時には完全にこの岩が水中に沈んでしまいます。

    ピタくま

    これって、初めて来た時が大潮の満潮時でない場合だと素人だと気づきませんよね?

    コケが滑るというのは誰もが知っていることと思いますが、釣り場で転倒する要因の代表ですよね。

    実際の場面では、自宅周辺は晴れているのに現地は雨が降った後だったりして、岩が濡れている場面が何度かありました。

    じゃぁ、このコケを避けて歩けばいいんじゃない?ってことなんですが、ここに2番目の危険が潜んでるんです。

    この岩場、しっかりとしているように見えますよね?実は、大きな岩の下に小さな岩を敷いている場所があったり、岩の下部が三角になっていてグラグラしている岩があるんです。

    こんな場所を何も知らずにコケを避けようとして端っこの薄茶色の部分を踏むと、グラっと岩が動いてバランスを大きく崩し、その勢いで反対の足がコケを踏んでしまい転倒するなんてことにもなる危険性もありますよね?

    ピタくま

    実際の現場では、バランスを崩しただけで済みましたが、ロッドを持ってたりしていると危険ですよね。

    バランスが崩れると言えば、岩から岩に移る時も危険です。次の岩が安全かどうかは見た目では分かり辛く、実際に足を載せてみないと分からないことが殆どです。

    全ての岩がフラットと言うわけでもなく、三角な岩もあったりします。そういった所で足を滑らせるとと考えるとゾッとしますよね?

    ということで、ざっくりですが一見安全そうなフラットな岩場も実は危険なのがお分かりいただけたんじゃないかな?と思います。

    比較的フラットに敷かれたブロックの場合

    こちらも先ほどの岩場と同様、コケが最大の転倒の要因となります。

    他の危険要因としては、ブロック間の移動時にバランスを崩すことにあります。

    このブロックの場合だとブロックの3か所の角に一段上がった場所があるのですが、大抵の場合、この部分を使ってブロック間を移動することになります。一段下がった部分を使って移動する場合は、割りと大股で移動することになるので、安全に移動しようとすると一段上がった部分は割りと面積が狭いので荷物を持って移動する場合だとバランスを崩しやすくなります。

    ピタくま

    このブロックの危険な所は、転倒する前よりも転倒後にあるのかなと思います。

    こういったブロックがある場所の多くは汽水域になるんじゃないかと思いますが、汽水域になると牡蠣殻が付いている場合が多いかと思います。

    転倒するとまず、この牡蠣殻で怪我をします。素手だと手がざっくりと深く切れてしまいます。

    後、ブロックの表面にブロックを吊るすためのU字型の鉄筋があったりするのですが、私が行く場所ではこの鉄筋が錆び落ちて、尖った鉄筋が上向きに出ている場所があります。

    こんな所で転倒することを想像すると、ゾッとしますよね?

    また、転倒の仕方によっては、足がブロック間に落ちて転倒の勢いで足が折れたりなんてことも十分あり得ます。

    因みに、妻が考え事をしながらブロックを移動していて転倒した動画がコチラです。

    動画の終盤にそのシーンがあります

    ということで、意外と安全だと思える場所にもかなり危険な状態になる状況があったり、転倒したらかなり痛いことになると言うことがご理解しただけたのかな?と思います。

    釣り場で転倒しないための対策

    転倒しないための対策として、まず考えられることが滑らない靴を使うことだと思います。

    滑らない靴と言えば、磯靴のような靴の底面にフェルトやスパイクが付いたものですよね。

    ピタくま

    でも、それってホントに滑らないの?って気になりますよね。

    結果から言うと、確実に滑らなくなと言うことはありません。

    但し、確実にスニーカーやマリンシューズのようなゴム底シューズと比べれば、安全性は数段上がるのは間違いないです。これは実際に着用してみれば一目瞭然なのですが、そう言われても分かりませんよね?(笑)

    と言う事で、先日実際にどれ位滑らないかを、私が愛用しているDRESSのヒップウェーダーのフェルトスパイクソールで試して来たので映像に収めて来ました。

    梅雨入りして小雨が降ったり止んだりしていた状況の岩場での撮影です。

    フェルトスパイクの滑らない具合

    映像では、何度かブーツをガツガツと岩に当ててますが、これはどれ位滑らないかをお伝えするためにやってますが、見ての通り濡れたコケの部分でも全く滑りませんでした。

    因みに前日に同様の状態の中、私マリンシューズで妻がスニーカーでしたが一歩進める度にツルツルと滑ってしまっていました。

    移動速度で言えば、スニーカーやマリンシューズだと通常の速度の1/3~1/5位まで落ちますが、フェルトスパイクだと通常とほぼ変わらない速度で移動出来ました。

    ただ、傾斜が付いた場所でコケが生えている場所なんかはフェルトスパイクと言えども滑ると思いますので、性能を過信しないようにしましょう。

    後、対策として重要なのが、こういった場所では両手に物を持って移動しないことです。出来れば両手ともフリーにしておくことがもっとも安心出来るのかなと思います。

    また、一歩一歩安全と思われる場所を見つけながら、ゆっくり慌てず移動することも重要です。

    とは言え、これらの対策でも転倒を確実に防ぐことは不可能なので、転倒をした場合を備えた対策を講じておくことも重要です。

    転倒を想定した場合の安全対策

    こういった場所での転倒は怪我の程度が重くなりやすいかと思いますので、転倒したことを想定した対策をしておくとより安心です。

    1. 軍手やフィッシンググローブを着用して手を守る
    2. 肌の露出を出来るだけなくす
    3. フローティングベストやヒップガードを着用する
    4. ニーパッドやエルボーパッドなどを着用する
    5. 救急セットを用意しておく

    などなど・・・

    ピタくま

    安全対策にはキリがないので、どのレベルまでにするかはご自身の判断になるかと思いますが、後悔しない程度の対策は講じておきたいですね。

    フローティングベストは胸や背中を強打するのを防いでくれますし、落水のことも考えると必須レベルかなと思います。

    我が家で使用しているフローティングベストのレビュー記事です

    df-6406

    ヒップガードは牡蠣殻がある場所だととても安心感があるんじゃないかと思います。

    救急セットは必ず持参しておきたいですね。

    まとめ

    シーバスやチニングはお手軽な釣りですが、場所によってはスニーカーや軽装だと危険な場面も出て来ます。

    転倒すると怪我は勿論ですが、タックルを破損したりする場合もあるので、そういったコストリスクを考えると、これらの対策コストは決して高くはないのかなと私は考えます。

    ピタくま

    それでは安全に釣りを楽しんでくださいね~♪

    最後までお付き合いいただきありがとうございました!!

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