シーバスとチニングで20年モデルツインパワーC3000MHGとC3000XGを現在使ってますが、ギア比の違いで同じ釣りをした場合、使用感がどう変わるのか。ハイギアとエクストラハイギアのどちらを選ぶかお悩みの方も多いんじゃないでしょうか?今回は、私が感じたフィーリングの違いについてお伝え出来ればと思います。
20年モデルツインパワーついては以下の記事もございますので、こちらもあわせてどうぞです。
目次
ツインパワーC3000MHGとC3000XGのスペック比較
二つの違いは、ギア比と糸巻き量の差となっています。
品 番 | ツインパワー C3000MHG | ツインパワーXD C3000XG |
---|---|---|
ギア比 | 6 | 6.4 |
実用ドラグ力(Kg) | 3.5 | 3.5 |
最大ドラグ力(Kg) | 9 | 9 |
自重(g) | 215 | 215 |
スプール径/ストローク(mm) | 47/17 | 47/17 |
糸巻量ナイロン(mm-m) | 0.25-125,0.30-85 | 0.25-210,0.30-130,0.35-100 |
糸巻量PE(号-m) | 1-190,1.2-150,1.5-120 | 1-400,1.5-270,2-200 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 89 | 94 |
ハンドル長さ(mm) | 55 | 55 |
ベアリング数BB/ローラ― | 9/1 | 9/1 |
本体価格(円) | 44,000 | 44,000 |
ざっくり見た感じでも、MHGは遠投しない釣り向きって感じですよね。
ハンドル1回転で5cmの巻上量の差でどれぐらい変わるのかが疑問ですよね。
では、それぞれを使ってみた感想をお伝えしていきたいと思います。
シーバスゲームとチニングで両リールを使ってみた感想
今回の使用感の違いについては、条件を合わせるために、両リールとも鱒レンジャーを使って、同じPEライン0.8号を巻いています。
巻き重さについて
ギア比がハイギアになるほど巻き重さが増すのは、ギア付き自転車に乗った方ならイメージしやすいかと思います。自転車ってギアを上げるほどスピードは出ますが、漕ぐのは重たくなりますよね。
じゃ~、MHGとXGでどれだけ変わるのって言われたらどうかと言うと・・・
目を閉じて何度も何度も巻いて止めてを繰り返してやっと、あぁ~XGの方がそう言われたら若干重いかなって位の差でした。
私の感覚が鈍いのかも知れませんが(笑)
本当に微妙な差かなって感じでした。
ルアーのアクションの付けやすさについて
●同じサスペンドミノーを トゥイッチさせた場合
同じ速度で巻いてトゥイッチさせると、やはりXGの方が移動量が大きく、移動量を抑えてアピールさせたい場合は、XGは巻き方をMHGより更にゆっくりにする必要がありそうです。
これまで、ギア比4.8のリールを使ってきた私の場合、同様のアクションをさせるにはスローなアクションをさせる場合は、XGはちょっとイラっとしますね。
●バイブレーションを使った場合
同じダイソーメタルバイブを使った時のブルブル感はXGの方が分かりやすい気がしました。
ギア比が高い分、手に伝わる重みが感じやすいんでしょうかね~。
なので、バイブレーションはXGの方が気持ちイイ感じがしました。
●ジグヘッドワームを使った場合
タダ巻きするならMHGの方がしっくりくる感じがします。
小さなアクションを付ける釣りなら、どちらも同じな感じですが、大きくアクションさせた時はXGの方がラインスラッグを早く回収できる分、テンポは良いかもです。
●ペンシルベイト・ポッパーを使った場合
巻上量が多いXGでのドッグウォーキングは少しやりにくい感じがしました。MHGはテンポよくドッグウォーキングさせることが出来ました。
ポッパーはアクション後の移動量を抑えたい場合は、XGは少し巻き方を意識しないといけない感じがしました。
回収効率はXGが上
まぁ当然なんですが、特にピンポイントだけを攻略するような釣り方だと、8割程度は回収作業になるので、ここを早く回収出来る方が効率はいいですよね。なので、ギア比の高いXGが有利となります。
感度について
魚の小さなアタリやルアーの動きの伝わり方はXGの方が分かりやすい気がしました。また、魚とのファイトの手に伝わる感じはXGの方が敏感で楽しいかもです。
ただ、ファイトはタックルパワーが魚のパワーより強い場合は、XGだとなんとなくあっさり上がってくる気がします(笑)
ラインのコストパフォーマンスは
シーバスゲームやチニングでは、XGは過剰に巻く必要が出てくる分コスパは悪いと言えますね。
でも!
C3000XGとMHGのスプールは互換性がありますので、後からMHGの替えスプールを購入すれば、スプール差は無くなりますね。
また、2500S や2500SHGのスプールと互換性がありますので、これらに換装すればPEだと0.6号が200m、0.8号が150m巻けるので、こちらをアフターパーツとして購入すれば、釣りのシチュエーションに応じてフレキシブルに対応することが出来ますね。
最悪、ギアを後から換装すればOKという考え方もあります。
まとめ
今回はシーバスゲームとチニングの視点から、MHGとXGの使用感の違いについてお伝えしましたが、これまでをまとめてみたいと思います。
- スローな釣りはMHGが良い感じがする
- 早い釣りや、ピンポイントを攻める釣りだとXGの方が効率的
- 巻き重さはほとんど分からないけど、手に伝わる感度はXGの方が良い感じ
- シーバス・チニングだとライン量がXGは無駄に多い
- 替えスプールを用意すれば、XGもMHGぽく使える
さて、じゃ~シーバスとチニングに使うならどちらがイイの?ってことになるかと思いますが、私的にはこれまでローギアなリールを使ってきたことからプラグメインならMHGの方が扱いやすいかなと思いますが、私が今使っているのはXGです(MHGは妻が使ってます)。XGでも普通に釣れてますし、感度は良いので甲乙つけがたいのが今の心境です(汗)
どちらを購入するか悩んでる方の一助になればと思い、ピタくま的見解を以下にまとめてみましたので、ご参考までにどうぞ。
- 余計な出費はしたくない人
- スローな釣りが得意な人
- ハイギアの耐久性に不安がある人
- PEライン1号をメインに使ってる人
- 余りお金を気にしない人
- 速い釣りが得意な人
- 感度を重視する人
- 回収効率は高い方がいい人
ツインパワーC3000MHGまたはXGを買おうか迷ってる方は、以下の記事でベアリングを12個に増やすチューン方法やメンテナンス方法の記事も書いていますので、そちらもあわせてご参照くださいませ。
以上、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!!
また、釣行の様子を基本的に毎週記事にしていきますので、良かったらこちらもご一読くださいませ♪