ハンモックを編むのに必要な物について
今回、スプラング編みをしていきますが、製作に際し、YouTube動画チャンネル『Make My Hammock』さんの動画を参考にさせて頂いています。
では、この編み方をする前に必要な物をお伝えしていきたいと思います。
- アクリルスピンドルコード中サイズ50m・・・4本
- 園芸用支柱Φ11mm×1,500mm・・・2本
- 園芸用支柱Φ11mm×1,200mm・・・1本
- 園芸用支柱Φ13.7mm×1,200mm・・2本
- 園芸用支柱Φ8mm×900mm ・・・・4本
※)支柱に関してはホームセンターの園芸コーナーに置いてある緑色の支柱です。ホームセンターだとばら売りされているのでそちらの方がリーズナブルかと思います。
尚、私はタキロンシーアイ製新ねぶしを使用しました。
- 支柱用クロスバンド ・・・・・・・4本
- Φ11mm用支柱クリップ・・・・・2個
- 洗濯バサミ ・・・・・・・・・・・2個
- S字フック ・・・・・・・・・・・6個
編み方について
編み方については、私が参考にさせて頂いたYouTube動画チャンネル『Make My Hammock』さんの動画をご覧いただければ、一目瞭然かと思いますので、是非ご確認くださいませ。
と言うわけで、ここでは簡単な手順解説と、初めて挑戦したずぶの素人の私がやってみて気付いたポイントなんかをお伝えしていきたいと思います。
手順
支柱を組む
クロスジョイント4個、Φ11mm×1,500mm、Φ13.7mm×1,200mmをそれぞれ2本使って枠組みを作ります。
縦ラインはΦ11mmを、横ラインは13.7mmを使いますが、縦ライン同士の間隔は800mm程度、横ライン同士の間隔は850mmにします。この時、横ラインの間隔がハンモックの左右の幅になります。
余談ですが、この金属製クロスジョイントを使わずにゴムバンド等で組んでみたのですが、固定力が甘くて後の作業で支障をきたしたので、しっかりと固定出来る金属製のクロスジョイントを使いましょう。
また、横ラインにΦ11mmを使うとたわんでしまいました。
スピンドルコードで毛糸玉を作る
購入した状態のコードは縺れているというかそのままの状態ではとても使い辛いので、まずはコード同士が絡まないように毛糸玉を作ったり、段ボールなどにグルグルと巻いて絡みを無くしておきましょう。
コードを縦に巻いていく
今回は3色のコードを使いましたが、1色で20回巻き付けて次のコードとは本結びで接続し合計60回巻き付けます。
尚、最初と最後は、上のバーにもやい結びでそれぞれ固定させます。
巻く方向は左側から右側に巻き付けて行きます。また、コードは下側の横バーの手前側から奥側に折り返し、上のバーは奥側から手前側に折り返すように巻き付けていきます。
奇数回は下側1本目を取る
編むのは全て右側から左側に向けて編んで行きます。
奇数回は、右端の奥側(下側)の端コード1本だけを右端から取ったら前に出して、次に右端の手前側(上側)を下側に持って行きます。これを順番に下⇒上⇒下⇒上の順で左側に繰り返していくことで上下にクロス部分が出来ます。
左端まで行ったら、Φ8mmの支柱を2本上側と下側のコードの間を通して、1本は下側に下し、1本は上に持ち上げます。それぞれのクロス位置を出来るだけ上下端に押してから、上側の支柱は洗濯バサミを縦のバーに取り付けて、支柱が落ちないようにします。
左端まで行ったら、クロスが出来ていない部分がないかチェックしておきましょう。
偶数回は下側2本を取る
偶数回は、右端だけ2本下側から取り出したら、後はSTEP4と同様に1本ずつを交互にクロスさせていきます。
左端まで行った時には、左端2本が余る形になってるかと思います。もし、最後まで交互にクロス出来た場合は、途中でクロス部が作られていない可能性があります。
止めを作る
10回位これらの作業を繰り返すと、かなり編むのが難しくなります。大体残りの部分が15cm位でしょうかね。
ここまで来たら止めを作ります。止めは最初だけ右端下側の2本を手前に取出し、右端上側をその下側にしたら次の下側1本を先ほどの2本の右側から取り出して左側に折り返します。
上側を寄せたらその次からは1本取り出してを、先ほどと同様の作業で繰り返していきます。
左端まで行ったら、左端のコードと取り出したコードを予め10cm位に切ったコードで本結びを作って止めます。
そしたら、支柱を全て外して、上下に出来たラインを手で掴んで中央に寄せて右端を同じく10cm位のコードで本結びをして止めます。
これでハンモック本体が出来ました。
吊りコードを作る
上側のΦ13mmの支柱のクロスクリップを外して下側で固定したら、その50cm上側にΦ11mm×1,200mmを一本支柱クリップを使って固定します。固定する前にS字フックを1個通しておきます。
S字フックの位置はハンモックのセンター部で洗濯バサミ2つを使ってズレないように固定しておきます。
次にΦ13mm支柱を通しているループ全てに吊りコードを通します。通したら、S字フックにS字フックを6個数珠繋ぎにします。
このコードをループ3本毎を1セットにして計20箇所からコードを取り出すことで40本の吊りコードが出来ますが、まずは左端末のコードをS字フックに仮止めしたら3セット分のコードをこのS字フックに引っ掛けます。この時、フックが斜めに引っ張られないように、コードのテンションを調整しましょう。
このS字フックに引っ掛けた部分のコードを短いコードを使って束ねてS字フックから外します。仮止め部分は仮止め位置が動かないように仮止め状態のままフックから外します。
次の3セットは、S字フックを5個にして同様の作業を行います。
残りの14セットはフックを1つにして同様の作業を行い、右端末のコードはS字フック位置を手で押さえ、最初の左端の仮止めしたコードと本結びします。お互いのフック位置が大きくズレないようにしましょう。
輪っかを作る
まずは、吊りコードの同じ側に来る物同士20本を短く切った別のコードで結んでおきます。
次に2.5m位のコードを用意します。このコードを半分に折って、吊りコードの頂点の位置でギュッと縛ります。この時、それぞれの吊りコードの頂点位置がこの絞ったコードの位置に来るようにしておきましょう。
ここまで出来たら、1本コードを使って絞った位置から外側にハーフヒッチを18回作って吊りコードを絞ります。
この時、ヒッチ1回毎でしっかりと絞っておくことが重要です。
もう一本も同様に行います。
ここまで出来たらヒッチの部分で輪っかを作り、2本のコードをヒッチ端部で吊りコード全体をグルっと回して仮縛りします。
この後2周回したら、再度絞って今度は縦にぐるっと回して本結びすれば輪っかの完成です。
反対側も同様の作業をすればハンモック本体の完成です。
後はチェアスタンドのバーにこの輪っかを通せば全ての作業が完了です。
ざっくりと解説しているので、YouTube動画で一度ご確認してみてくださいね。
最後に
正直な話ですが、これまでハンモックに対する私のイメージとしては、ロープが痛そうとか長時間は座らないしとか、あまり良いものではありませんでした。しかし、今回作ってみてその印象は全て払拭されました。
座り心地に関しては、私が所有している座ればいつの間にか寝落ちしてしまう7万円台のオッドマン付きソファーと比べても負けない位の快適さで作って良かったなと思いました。
アウトドアでも場所によっては使えるでしょう。特に長時間のんびり綺麗な景色を眺めたり、読書にふけったりするようなキャンプには最高のギアだと思います。
今回、ご紹介したハンモックチェア作りはスタンドとハンモックを合わせても正味10時間位でしたので、ハードル自体は高くはないと思います。
是非、ご家族でワイワイと楽しみながら作ってみて下さいね~♪
最後までお付き合いいただきありがとうございました!!
この度は、大変お世話になりました!!
この場を借りてお礼申し上げます<(_ _)>