チェアスタンドの材料と必要工具について
今回は、矢崎化工のイレクターを使っています。使ったパーツと必要工具は以下の通りです。
- イレクター用ハンドカッター
- 六角レンチ
- イレクター用接着剤
- バリ取り回転リーマー
※)インナーキャップを取付けなければ、リーマーは不要です。
作り方
パイプの脚を作るために1,200mmパイプをカットする
今回は、私が作ったサイズで寸法をお伝えしていきたいと思います。
1,200mmパイプをハンドカッターで4本とも800mmにカットします。
高さが気になる方は、まずは890mm位にカットしておいてから、組み立て後に低く出来るように余裕を見て置いてた方が良いかと思います。
注意点としては、このカットして出来た端材でフレーム下部の固定用突っ張り棒と補強バーに使いますので、310mmは最低で確保しておく必要があります。
なので、高さの調整代は90mmかなと思います。
尚、ハンドカッターの使い方は、こちらの記事で紹介していますので初めてお使いの片はご参照くださいませ。
ハンモック固定用バーを作る
300mmパイプを150mmにカットします。
ここは100mm程度あれば十分ですが、立ち上がる際にこのバーを掴んで立つサポート部にもなるので150mmあるとしっかりとバーを掴むことが出来ます。
HJ-7を取付ける
先程カットした800mmパイプの片端にHJ-7の雄パーツを取付けます。この時にパーツに2本線が刻まれていますので、2本目の線に沿うようにパイプを挿入し固定しましょう。
4本とも取付けておきます。
600mmパイプと連結させる
HJ-7の雌パーツを600mmパイプの両端ギリギリに取付け、先ほどの雄パーツと連結させます。
600mmパイプの両端に取り付けたら、600mmパイプを寝かせて、左右の800mmパイプの角度がズレていないかチェックしてからパイプがズレないギリギリの強さまで六角ボルトを締めておきます。
800mmパイプの角度を調整する
連結パイプを寝かせた状態で、800mmパイプ上端部同士の内寸が900mmになるようにHJ-7の角度を調整します。
この時、600mmパイプの中心から糸や長板などを使って垂直線を作ってそこから450mmの位置にパイプの内側が来るようにHJ-7の角度を調整すると確実です。
角度が決まったらHJ-7の六角ボルトをしっかりと本締めしておきましょう。
このSTEP4~5の作業をもう一本分行い2本作ります。
HJ-12を取付ける
800mmパイプ上部にHJ-12と150mmパイプを取付けます。
150mmパイプを取付ける際は、150mmパイプ下部とHJ-12の下部を合わせて取付けますが、後付け出来ませんので、ネジを締める前に取り付けておきましょう。
この時、脚の開き具合については気にしなくて良いです。
端材で脚の補強バーを作る
まず、端材を310mmに2本カットします。
カットしたらそれぞれのパイプの両端にHJ-7の雄パーツを左右の向きが揃うように固定します。この時もパーツの2本線の位置まで挿入します。
次に600mパイプと800mmパイプに雌パーツを取付けて補強バーを連結させます。寸法的には、600mmパイプの端に取り付けたHJ-7の雌パーツとこのHJ-7の雌パーツの内寸が165~175mm位になるような位置に取り付けると良いかと思います。
前後のズレ防止用バーを作る
310~390mmの間でお好みの長さにカットします。
今回は端材を310mmにカットして使いましたが、390mmだと前後の角度を多く取る事が出来て安定感が増しますが、広げた分ハンモックの高さが若干ですが下がります。
次にパイプ両端にJ-59Cを接着剤を使って固定させます。
この時、まずは片側にJ-59Cをしっかりと挿入したら、ジョイントとパイプの間に流し込んで10分程度放置し接着剤を硬化させます。
硬化したら、反対側にもジョイントを挿入し、600mmパイプの両端部に取り付けます。
この時にフレーム同士の左右位置がズレているようなら、この時にHJ-12を微調整してHJ-7同士の前後位置が合うようにします。
調整が完了したら、この接着していない方が下側になるようにバーを立てるようにフレームを寝かせて、接着剤を流し込むと上手くいくかと思います。
HJ-12を水平にさせる
HJ-12が水平状態になるように800mmパイプ同士の角度を調整してしっかりと固定すればほぼ完成です。
キャップを取付ける
カットしたパイプにはバリが出来ていますので、回転リーマーやヤスリを使ってバリを取った後、J-110Aを取付けて切り傷等の防止をしておきましょう。
作り方のポイント
HJ-12から取付けるのもアリなんですが、こちらから取付けると前後のフレームがねじてしまって上手く調整するのが難しかったです。
なので、まずは600mmパイプと800mmパイプを取付けて、左右の800mmパイプがねじれないように、また、左右の開いた角度をしっかりと合わせて作っていく方がスムーズにいくかと思います。
また、縦の補強バーと前後の突っ張り棒は必須です。前後の突っ張り棒は角度によっては要らないような感じを受けますが、使用する度にHJ-12が少しずつ動いてしまうので取付けておきましょう。
使用する際は、フローリングや床に凹みや傷が出来てしまう可能性が高いため、厚めのカーペット等を敷いて置くことを強く推奨します。
次のページではハンモックの編み方について解説していきます。
※)ジョイントキャップを付けるかはお好みですが、切り傷や当たった時の安全対策に取り付けておくと安心です。今回は2個だけ使いました。