今回はキャンプで役立つロープワークの中から、タープやテントを張ったロープにランタンやシェラカップ等を吊るしたい時などに便利なバタフライノットの二通りの結び方について解説していきたいと思います。
バタフライノットが使えるシーン
テントを設営した後で、LEDランタンをちょっと高い位置にぶら下げたいなって思った事ありませんか?
テントポールにランタンフックを取付ければ良いことではあるんですが、荷物点数を減らしたい時なんかは少々邪魔なんですよね。
でもそういった時に、テントポールのロープにこのバタフライノットを作れば、LEDランタンを任意の高さにぶら下げることが出来ます。
また、拠点の前に木の棒を2本立てて、そこに幾つかバタフライノットを作ったロープを張ればシェラカップなんかの小物も並べてぶら下げることが出来るのでとても便利です。
また、災害時でも物干しロープを作れますし、また縄梯子を作ったりする時にも使えるロープワークです。覚えてて損はないロープワークの一つです。
バタフライノットの結び方
今回は、二通りのバタフライノットの結び方をお伝えしていきたいと思います。
方法①
この方法は、ノットを作る位置に拘らない場合に便利です。
三本の線を作る
利き手ではない方の指を3本使って、ロープを指に回して3本のラインを作ります。
真ん中のラインを左のラインの下に潜らせる
左側のラインを持ち上げ、その下側から真ん中のロープを摘まんで引き出します。
折り返して右端のラインの内側に通す
真ん中のラインを引き出したら、左のラインの上側に折り返して右端のラインの内側に通します。
左端まで引っ張ったら結び目を絞る
左端のラインを超えるまで通したら、両端のラインをゆっくり引っ張って結び目を絞ります。
ある程度、絞れるまでは輪っかを押さえておきましょう。
2つのラインを真直ぐになるように引っ張る
結び目が小さくなって来たら、両端のラインを一直線になるように引っ張って結び目を絞れば完成です。
方法②
こちらの結び方は、等間隔に結び目を作りたい時に便利です。慣れればこちらの方が楽だったりするかもです。
輪っかを作る
ノットを作りたい位置で輪っかを一つ作ります。
もう一回捻って2つ目の輪っかを作る
もう一度捻って2つ目の輪っかを作ります。
捻った後に、2つ目の輪っかを広げておきましょう。
一つ目の輪っかを折り返す
一つ目の輪っかをロープを折り返しますが、この時に、一つ目の輪っかのクロス部分を押さえておきましょう。
2つ目の輪っかから先端を引き出す
1つ目の輪っかを2つ目の輪っかを超えさせてから、二つ目の輪っかに指を入れ一つ目の輪っかを引き出します。
結び目を絞る
一つ目の輪っかを引っ張りつつ結び目を絞れば完成です。
まとめ
巻き結び、もやい結び、自在結びを覚えたら、このバタフライノットを覚えておくとキャンプシーンで困ることは殆どないのかなと思いますので、是非、チャレンジしてみてくださいね!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!!
最後までごゆっくりしていってくださいね~。