これまでDDタープ3×3を使っていろんな張り方をご紹介して来ましたが、今回は簡単且つ居住スペースも広い晩秋から初冬にバッチリなフルクローズ出来るパスファインダー張りについてご紹介したいと思います。
パスファインダー張りってどんなの?
DDタープ3×3(フォレストグリーンカラー)を使った大きさで解説しますね。
床面の大きさは、奥行225cm×幅150cm位になります。因みにAフレームのフルクローズだと同じく床面の大きさは奥行150cm×幅150cmになります。
同じフルクローズタイプでもパスファインダー張りの方が広くて荷物も多く置けますね。
出入口の高さは150cm位になりますが、後方に向かって高さは無くなっていきますので、後方側のセンターループをポールを使って持ち上げることで高さを確保することになります。
張り方はとても簡単なので初心者の方でも簡単に設営出来るのが魅力で、涼しくなって来た時期から楽しくなる張り方かと思います。
気温31℃の9月初旬に設営した時の使用感については、後ほどお伝えしていきたいと思います。
張り方
では、使用感をお伝えする前に張り方についてまずは解説しておきます。
用意するもの
①DDタープ
今回はDDタープ3×3を使ってます。
②ポール2本
長さは150cm位と120cm位のものを1本ずつ使います。
③ペグ5本~
ペグは今回の設営方法で最低5本あれば設営可能です。
④パラコード2本
ポール2本の固定用に使います。
設営方法
①タープを広げ、仮止めする
タープをセンターループが上面になるように広げたら、風で飛ばされないように四隅を軽くペグダウンしておきます。因みに下の画像の下側が前方部、上側が後方部となります。
この時にタープのロゴが上の画像の位置に来るように広げると、クローズした時にロゴがバッチリの位置に来ます。
②後方の2箇所のループをペグダウンする
後方側の端から2番目のループを2箇所地面に直接ペグダウンします。
③両サイドのループをペグダウンする
下の画像の赤い矢印のループを茶色い矢印の位置にペグダウンします。
この位置は、縦横で同じ位置のループの延長上で交差する位置ですので、ペグダウンする前に指でその位置を軽く押して地面に印をしておくと分かりやすくなるかと思います。
印が出来たら、仮止めしていた四隅のペグを外してからペグダウンしましょう。
④前方のセンターループにポールを立てる
ポールの長さを150cm位になるようにします(紹介しているDODのポールだと5本分の長さ)。この時についでにもう1本の120cm位のポール(DODだと4本)も作っておきましょう。
ポールを前方のセンターループ位置でポールを立てることになるんですが、予めロープを固定するためのペグを打っておきます。
この時のペグを打つ位置は、センターループから手前75cm位の位置に打つとロープの角度が45度位になります。
ペグを打ったらポールをループに通して立てた後、私はポール先端部をユニノット(釣りで使うノット)で固定しています。
ユニノットは、ロープ端部を引っ張れば輪っかが広がり、メインロープ側を引っ張れば絞れます。また、輪っかの中に何もなければ、結束部を持ってメインロープ側を引っ張ればノットが外れるので便利です。
尚、巻き結びの方が一般的で結ぶ作業は簡単です。
後は、先ほどのペグを使ってロープを張ってポールを固定しましょう。
ポールが固定出来たら、両サイドのタープを内側に折り込みましょう。
⑤後方側の天井を持ち上げる
下の画像の通り、センターループの後方から2つ目の位置のループを120cmのポールを使って持ち上げます。
この時ポールの固定はロープをクルっと回してからペグダウンすればOKです。
⑥フルクローズする
フルクローズをする際は、両サイドのループ同士をカラビナや枝なんかを使って連結すればフルクローズ出来ます。ただ、隙間がやや出来るのでピッタリと閉めたい場合は、地面側のループをペグダウンすると良いかも知れませんね。
使用感について
では、その使用感についてお伝えしていきたいと思いますが、今回は9月初旬の気温31℃の真昼間に設営した時の感想もお伝えしたいと思います。
居住性について
中の居住スペースは奥行が225cmもあるので十分な広さです。荷物も余裕で入れることが出来るので安心です。
170cmの私が入っても窮屈な感じを受けませんでした。Aフレームのフルクローズだと床面積が狭い分天井は高くても狭いので寝る時に斜めにして寝たりと工夫が必要ですが、パスファインダーだとそんなのを気にする必要もないので快適性はこちらの方が上かなと思います。
ただ、暑い時期だと開放部が前方部のみになるので、Aフレームより風通しは悪くなるので夏季には向かないと思います。
実際、この日は気温31℃ありましたが、日中に中で過ごすのはきつかったです。
肌寒い位の春先や晩秋~初冬がベストシーズンですかね~。
設営のし易さ
タープを直接ペグダウンしてポールを1本立てれば、基本的には完成してしまうので、風が強い日でも設営がし易いかと思います。この記事の画像を撮影した時も台風直前の風がめっちゃ強い日でしたが、簡単に設営出来ました。
総 評
簡単に設営出来るのと居住スペースが広いので、私はこの張り方は良いな!と思いました。
見た目もこじんまりとしているので、自然に馴染みやすくてコンパクトなキャンプにはバッチリなんじゃないかなと思います。
DDタープは設営がとても楽しいタープです。色んな設営方法が楽しめるのがタープの醍醐味の一つですし、野営感を満喫するには持ってこいのアイテムなので、持って起きたいギアの一つですね。
タープ泊にご興味がおありの方は、ご購入されてみては如何でしょうか?
最後までお付き合いいただきありがとうございました!!
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最後までごゆっくりしていってくださいね~。