今回は、2022年11月20日の早朝ショアジギングサーフに妻と出掛けた時の様子をお伝えします。
今年の晩秋シーズンはとても渋い状況
さてさて、私達の地域ではどうやら青物が外れ年なようで、妻は出勤前の1時間位の短時間釣行にほぼ毎朝出かけてるんですが、短時間釣行では結果が出せない日々が続いているようです。
私は私用で釣行すら出来ない日が多いのですが、たまに出掛けることが出来ても35cm位のワカナサイズ1匹しか釣れていないのが現状です。
そんな中でもなんとか結果を出そうと根性を見せる妻に付き合い、出勤時間に間に合う範囲のサーフに通って状況データの収集を行いました。
何日か通った結果、最近はベイトの回遊数が大潮前後でないととても少なくなってる印象を受けました。大潮前後では、日の出付近で青物がライズしたり、波打ち際ではヒラメがベイトを追いかけてるのを見かけましたが、小潮に近づくにつれて魚の気配が小さくなっていました。
釣り具屋さんで見つけたルアー
私はちょっといつもと違う釣りをしたくて、妻の仕事の休日に釣具屋さんに出掛けました。そこで何かないかなぁ~とルアーを物色しているとちょっと良さそうなルアーを見つけました。
シマノのコルトスナイパー アオモノキャッチャーの42gです。
いつもジグパラばかり使っているので、こういった釣れない時に違うルアーを使ってみるのは新しい発見をする良い機会でもあるので妻に、
「気分転換にいつもと違うジグを使ってみたら?」と伝えました。
「ん~・・・」とあまり乗り気ではない妻でしたが、妻が普段使わないカラーのサバカラーとイワシカラーをチョイスし強引に購入することにしました(笑)
これが良い結果に繋がった小さな幸運でした。
そして翌朝、いつものようにサーフに出掛けるのでした。
2つのサーフで悩む妻
さて、出発前まで妻は比較的自宅に近いサーフに出掛けようとしていました。このサーフは初めて妻がショアから大きな青物(メジロクラス)を手にした場所ですが、中規模河川の河口部となっているものの、ここは水深が浅く、根掛かりを良くする場所でもあったりします。
近況では、マゴチやソゲの気配が強い感じですが、私の感が妻が91.5cmの鰤を釣ったちょっと遠目のサーフの方が良さそうだと告げてました(笑)
こちらは水深もあって根掛かりがほぼゼロに近い場所ではありますが、日の出と共に漁師さんの漁が目の前で始まる場所です。
出勤が控えてる日には、釣行時間制限が日の出前からの1時間と制約されてしまうのですが、運転手である私の判断でこちらに向かうことにしました。
これも小さな分岐点だったのかな~と後から思う次第であります。
実釣開始
さて、現場に到着したのが東の山が薄っすら明るくなり始めた5時30分頃でした。そして準備を初めました。
今回、私はショアジギとは別の釣りで新たな魚種を探してたりしてたので、ここからは妻の実況となります。
妻が暗い時間帯でチョイスしたのは、実績が最も高く、妻が最も信頼しているジグパラ40gゼブラグローカラーです。
この日は、伸びてたテールフックも新しいのに交換したりと、ワンチャンスを絶対逃さないという妻の気迫を感じました。
5時40分、釣り座に到着。
ジグパラをセットして必聴祈願をしたら、ゲーム開始です!
暗い内は、日の出後よりも少しだけゆっくりのリズムで、且つ、ちょっとだけ小さなシャクリで移動量を抑えつつ、ルアーを見つけやすいアクションの方が実績が高いようなので妻もゆっくりめでアクションを付けてました。(これからショジギサーフを始める方は、こちらの記事もご参照くださいませ。)
しかし、早々上手く魚は釣れてくれません。今年はとても渋いという考えが彼女の頭にもチラチラしていたのではないでしょうかね~。
そうこうしているうちに日が少し出て来ました。妻がここで、昨日買ったシマノのコルトスナイパーアオモノキャッチャーのサバカラーにルアーチェンジしました。
時刻にして、6時15分頃。残り時間も30分といった所でした。
遂にヒット!
交換後、三投目?のフォールでググンッ!!
「ヒットォーー!!」の声と共に合わせを入れた妻でしたが、ロッドが持っていかれそうな位の強烈な引きに妻も驚きを隠せません。
強めに設定していたドラグが唸りを上げて、ラインが引き出されていきます。妻の自己記録91.5cmの鰤と比べても段違いの引きの強さに妻の表情が引き締まります。この時、妻はサメが来たかも!?と思ってたようです。
私は、メジロクラスかな?と思ってました(笑)
この第一波を防御8:攻撃2の割合で耐える妻。
コルトスナイパーSS S-100Mが、このパワーをしっかりと受け止めてくれているようで妻をサポートしてくれているのがはた目からでも分かります。
1分位でこちらの反撃ターンが来始めました。背筋を使った大きなポンピングで魚を寄せて来ます。しかし、波打ち際まで来ると向こうの第二波の攻撃が始まります。ドラゴンクエ〇トならラスボスの強烈な2回攻撃が出始める頃です(笑)
ドラグを出されながらも耐えますが、魚が波打ち際に沿って左隣りのアングラーさんの方に走ろうとしてます。
これはマズいということで仁王立ちの妻に、左に自分から回り込んで右に走らせるように指示を出しました。これが上手くいって取り敢えずアングラーさんに迷惑を掛けずに済みました。
暫く波打ち際での攻防戦がありましたが、向こうのHPも2割を切ったようで、チャンスと見た妻が一気に引きずり出す構えになりました。
妻のスタイルはガチンコパワー勝負なので、傍で見ているとこっちがハラハラしちゃいます(笑)
そこから直ぐに、ランディングをサポートする私には魚体が見えましたが明らかにデカい!!
非力な妻では、急斜面となった地形を引きずり上げるのは難しそうだったので、波が引いたタイミングで尻尾を掴んで無事ランディング!!
姿を現したのは・・・
なんと、記録更新の93.5cm、重さ約6.8㎏の鰤でした!!
妻は大喜びで、今年の4月に91.5cmを手にしたばかりなのにもう記録更新って、どんんだけ大物運があるんだよ・・・・(苦笑)
まぁ、毎日諦めずに通い続けた結果なので、これは必然だったのかもですね。
この後、出勤時間が迫って来たので、急いで魚を〆て簡単な血抜きをして帰宅しました。
今回の釣りを振り返って
魚が釣れたのは最近の状況と似た大潮前の中潮でした。ファイト中も波打ち際近辺では何やら魚の気配が濃かったです。
しかし、まさかこんな大物がこの時期に混じるとは思ってなかったので、やはりサーフには夢が詰まってますね~(笑)
いつも魚をいなして釣る私のスタイルと違って、今回の妻のファイトスタイルを見ているととても男らしいというか漢らしいというか形容しがたいですが、とても豪快な釣り方が本来の釣りの楽しみ方じゃないかな~としみじみと実感しました。
タックルを信頼してるからこそ出来る釣り方なのかもですね。
使っているタックルの性能はミドル~ハイエンドモデルを使ってるので、滅多に出会えないこんな大物とはガチンコパワー勝負をしてみる方が、面白さは3倍増しかもですね。
妻が使用しているタックルのレビュー記事です
まぁ、針掛かりがしっかりしていることが分からないとヒヤヒヤしますけど・・・(笑)
一合一会とは良く言われますが、あなたなら大物がヒットしたらどんな勝負をしますか?
いずれにせよ、大物との出会いは間違いなく最高に釣りが楽しくなるのは間違いないですね!!
私も妻に負けずに、目指せ1メートル!を目標にワンチャンスに賭けたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!!
今回使ったタックルも紹介しています
どんな結果になるのか、最後までごゆっくりしていってくださいね~!