スピニングリールのお手軽メンテナンス方法

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    釣りをした後、皆さんは使った道具をどうしてますか?そのまま放置しておくのは良くありませんので、今回は簡単なリールメンテナンスについて紹介します。

    メンテナンスは何故必要?

    メンテナンスが必要な理由は以下の通りです。

    メンテナンスしないとどうなるの?
    • 塩分に弱い部分が腐食する。
    • 鉄を使用しているパーツが錆びる。
    • 砂などのゴミが可動部に付着したまま放置すると、動かなくなる原因になる。
    • 結果、リールの寿命が短くなる。
    ピタくま

    すぐには症状が出ないから大丈夫と放置していると、蓄積して症状が現れるようになりますよ。

    メンテナンスって何すればいいの?

    毎回オイルやグリスの注入をするようなメンテナンスは必要はありませんが、以下のように自分でルールを決めてメンテナンスをすれば良いかと思います。

    メンテナンスのルールの例
    • 毎回、使用後は必ず水洗いをする。
    • リールが水没した、砂まみれになった等のリールを酷使した場合は、内部点検とオイル、グリスを使ったメンテナンスも行う。
    • 5回に1度は、内部点検とオイル、グリスを使う。
    • 1か月毎に内部点検とオイル、グリスを使う。

    ピタくま

    水洗いを毎回行うのはリールだけでなくラインの劣化も防止するので必ず行いましょう!

    水洗いの仕方

    水洗いは真水でリールを洗い流すだけですが、以下の事項はリールには良くないですのでご注意下さい。

    やってはいけない洗い方
    • リールを水没させて洗わない。
    • お湯で洗わない。
    • 強い水流で洗わない。

    これらは、可動部のグリスやオイルを洗い流したり、内部が錆たりする要因になりますので、優しく洗いましょう。

    水洗いの工程
    1. ドラグをきつく締め込む。
    2. スプール部分を弱めのシャワーで洗う。
    3. リール全体の塩分や汚れを洗い流す。
    4. タオルやウエスで綺麗に拭き取る。
    5. 陰干しする。

    ②スプール部分を弱めのシャワーで洗う。
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    画像のようにラインやスプールに付着した塩分を洗い流します。長めにスプール全体を洗って下さい。

    ③リール全体の塩分や汚れを洗い流す。

    リール全体を洗い流します。この時、手で軽く擦りながら洗うと汚れが落ちやすいです。

    洗い終わったら、リールを持って振る、リールを回す等を行い、水分を落とします。

    ④タオルやウエスで綺麗に拭き取る。
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    この時、スプール内部にも水が入っていますので、ドラグを緩めて、スプールを外して綿棒等で拭き取りましょう。

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    ⑤陰干しする。

    スプールは分解したままで、陰干しして乾燥したら水洗い作業は完了です。

    オイルやグリスを使った内部メンテナンスの方法

    簡単なメンテナンスですので、無理に分解して作業をするようなことはしませんが、これだけでも効果は十分あります。今回は、SHIMANOの純正グリスとオイルを使用します。グリスは赤、オイルは青色に分けられており、すぐ分かるように工夫されています。説明書にも塗布部分を分かりやすく指示してくれていますよ。

    グリスとオイルを塗布する箇所が異なってますのでご注意下さい。

    グリスを注入する部分
    • ベールの支点
    • シャフト本体(オイルでもOKですが、防錆効果はグリスの方があります。)
    • 各ギア部(作業が大掛かりに
    • ハンドルシャフト部
    オイルを注入する部分
    • ガイドローラー
    • シャフト本体(オイルを使用した場合は、抵抗が少ない分リールの動きが良くなります。)
    • ネジ部等細かな部分

    ベールへのグリスの塗布

    画像の隙間部分を狙ってワンプッシュします。吹き付けたら、ベールを数回動かしてください。最後は、余分なグリスを拭き取って完了です。

    シャフトへのグリスの塗布の仕方

    スプールを外し、リールをゆっくり回しシャフトが最も長く出てくる位置にします。

    綿棒で古いグリスを除去します。

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    除去出来たら、赤いスプレーをワンプッシュして綿棒で伸ばしたり、ハンドルを回してシャフト全体に馴染まして下さい。スプールを元に戻して作業完了です。

    各ギア部へのグリスの塗布

    ここは、大掛かりな分解が必要なリールもあるので今回お手軽メンテナンスの枠から外れるので割愛しますが、リール側面部に注入口があるタイプはここから注入出来ます。

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    ハンドルシャフト部へのグリスの塗布

    ハンドルおよびハンドルキャップを取り外します。ねじ込み式になってますので回して外しましょう。

    外したら、古いグリスを綿棒で拭き取りましょう。

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    ベアリング部にグリスを吹き付けましょう。

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    ハンドルとキャップを取付け、ハンドルを数回回してグリスを馴染ませたら作業完了です。

    ガイドローラーへのオイルの塗布

    ガイドローラーの隙間にオイルをワンプッシュして拭き取れば、作業完了です。

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    ネジ部等細かな部分

    ネジ部やベールの端部などの継ぎ目にも軽くオイルを浸み込ませましょう。

    最後は、リールを回し余分なオイルを拭き取れば全ての作業が完了です。

    どうでしたでしょうか?メンテナンスした後の釣行は気持ちよく釣りが出来ると思いますし、愛着が湧いてくるので道具を大事に扱うようになるはずです。是非、メンテナンスにも挑戦してみては如何でしょうか?

    今回は、ラインメンテナンスは割愛しましたが、また改めて紹介したいと思います。

    最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!!

    釣行記を毎週配信していますので、こちらも良かったらご一読くださいませ♪

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