2020年モデルのストラディックSWを使ってみましたので、その使用感についてリールの基本部分としては格上の2017年モデル及び2021年モデルツインパワーXDと比べてみました。気になる所なんかについてもお伝えしたいと思いますので、ストラディックSWを買うか悩んでる方は是非、ご覧くださいませ!!
関連記事として、今回比較する2021年モデルのツインパワーXDと2020年モデルのツインパワーについての記事もございますので、あわせてご覧ください。
私が購入したのはストラディックSW6000HGですので、こちらをベースとしてお伝えしていきますね。
目次
ストラディックSWってどんなリール?
シマノのカテゴリーで言えば、大型スピニングリールに属し、価格が下から順に、
スフェロスSW⇒ストラディックSW⇒ツインパワーSW⇒ステラSW
になり、このSWクラスで言えば、お手頃価格なものとなります。
SWモデルは、オフショアやロックショアの釣りに求められるパワーとタフネスさを兼ね備えたモデルで、特に耐水性は、最高峰なクラスとなっています。
他のSWモデルとの6000HGでのスペック比較
他のクラスと比べるには4000番クラス以上からとなっていますが、今回は、私が購入したオフショアもショアでも使えるスタンダードモデルの6000HGでそれぞれを比較してみたいと思います。
モデル (6000HG) | スフェロスSW | ストラディックSW | ツインパワーSW | ステラSW |
---|---|---|---|---|
ギア比 | 5.7 | 5.7 | 5.7 | 5.7 |
実用ドラグ力(Kg) | 5 | 7 | 8 | 10 |
最大ドラグ力(Kg) | 10 | 12 | 13 | 13 |
自重(g) | 505 | 440 | 420 | 425 |
スプール径/ストローク(mm) | 57.5/17.5 | 57.5/19 | 57.5/19 | 57.5/19 |
糸巻量ナイロン(号-m) | 4-240,5-190,6-160 | 4-240,5-190,6-160 | 4-240,5-190,6-160 | 4-240,5-190,6-160 |
糸巻量PE(号-m) | 2-440,3-300,4-210 | 2-440,3-300,4-210 | 2-440,3-300,4-210 | 2-440,3-300,4-210 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 103 | 103 | 103 | 103 |
ハンドル長さ(mm) | 65 | 60 | 65 | 65 |
ベアリング数BB/ローラ― | 4/1 | 6/1 | 10/1 | 13/1 |
本体価格(円) | 16,800 | 32,500 | 61,500 | 108,200 |
ツインパワーからの価格差が凄くなりますね・・・(汗)
スフェロスSWとの比較
価格が倍近くになってますが、スフェロスのドラグ力と自重、ベアリング数を見れば、納得かもです。スフェロスは、重たい割りに大物と渡り合うパワーが少し足りなそうですね~。
また、ベアリング数が極端に少ないので大味な巻き心地な感じがしますね。
ツインパワーSWとの比較
格上のツインパワーSWと比べると、ドラグ力が1㎏低いので大物とパワー勝負はキツそうですね。次の8000番以上でもストラディックは実用ドラグ力が9㎏までなので、10㎏を超すような魚とは時間を掛けてやり取りする必要がありそうですね。
ストラディックSWは10㎏未満の魚向きな感じですね。
ステラSWとは比べるまでもありませんが、価格差が倍近いツインパワーSWと比べると、ベアリング数の差を除けば、ある意味、コストパフォーマンスとしては良いんじゃないかと思います。
サーフショアジギングで使ってみた感想
ロックショアでそこそこの魚を~っと思って、20コルトスナイパーXR S100MHとこのストラディックSW6000HGを買ったのですが、今の所、まだロックショアには行けてません(汗)
が、サーフショアジギングでは3か月程このセットで様子を見てみたので、今回は、いつも使ってる2021年モデルと2017年モデルのツインパワーXDと使用感の違いなんかをお伝えしたいと思います。
私がHGを選んだ理由
これまで使ってきたツインパワーXDC5000XG とハンドル一回転当たりの巻取長があまり変わらないのがこのHGだったので、これにしました。
しゃくりのリズムを変えたくなかったのが一番の理由です。
後は、力が弱い妻が使うにはギヤ比が高いXGより、HGの方がやり取りする分には楽なのかな?って思ったのも理由の一つです。
巻き心地
ベアリング数が6個と言うことで、どうなの?って思ってる方もいらっしゃると思います。
巻き心地は、ツインパワーXDと比べるとやはり差があります。
少しシャリシャリというような音がします。ツインパワーXDはベアリング数9個の2017年モデルでも、シャリシャリ感はありません。
巻きの軽さは、HGと言う事でXGのギヤ比の差と、耐水性構造の差もあるので、重みの差はありますが、これはSW特有の重みだと思います。
使っててこれらが気になるかっていうと、私はほとんど気になりませんが、ここは個人差があるのでご参考までに。
一応、動画でその差を比較出来るようにしてますので、ご覧くださいませ。
パワー
サーフから72cmのメジロ(ブリ)を釣り上げた時は全然余裕でした。引きが強いカンパチや80cmを超える魚はまだ釣り上げていないので何とも言えませんが、このクラス相手なら問題なさそうでした。
下のYoutube動画は、その時の様子の動画です。ご参考になればと思いますので、良かったらご視聴くださいませ。
こちらは、メジロ、サゴシとやり取りしている動画です。
耐水性
使い終わった後、水洗いをするのですが、スプールを取り外して見る限りでは、耐水性は高そうです。
重さ
重さは、タフな釣りに必要な機能を搭載しているので重くなって当たり前なのでこればかりは仕方ないかと思いますが、440g(8000番以上だと645g以上)がどれぐらいの感じかだけお伝えしておきます。
20コルトスナイパーXR S100MHとこのストラディックSW6000HGの組み合わせで、60gのジグを使ったサーフショアジギングを朝3時間、夕方2時間やると、慣れない内は手首や肩に結構来ます。
やはり、440gと300gの17XD では140gの差があります。17XDと21XDの55gの差でもかなりの差が出るのでこの差は、かなり大きい差と言えます。
でも、ボートで100gのバーチカルジギングは1日8時間続けても割りと大丈夫だったりはします。
手首の負担を少しでも軽減するために、重いジグを使う時は、私はサポーターを巻いています。後で痛めるよりかはずっと良いので、もしご興味があれば、こちらの記事もご覧くださいませ。
気になった所
気になった点は二点です。
①ドラグの調節ノブの回転が重い
私は魚とやり取りをしている最中に、ドラグをよく微調節するのですが、軽く回ってくれないので慣れるまで気になりました。
②しゃくっているとハンドルから変な音がする
しゃくっているとギシッというかパキッというような音がするので、最初は竿のリールシート部分の締め込みが甘いのかなと思いましたが、締め込んでも音がするので、調べてみたら、ハンドルのガタツキによるものでした。
これは軸受けが1つだけで、片側は樹脂製のカラーが入っているだけの構造でしたので、ゴメクサスのパワーリールハンドルの45mmに交換しました。
これで、音も解消し、ハンドル径も太くなったので回しやすくなったのと、ベアリングが一つ追加されグレードアップしました(笑)
まとめ
ストラディックSWについてお伝えして来ましたが、私的見解をまとめてみましたので、購入検討時のご参考になればと思います。
- 重さは、ツインパワーSWと20gの差。
- 巻き心地や性能を重視するならツインパワーSWやステラSWを!
- ハンドルは交換した方が良さそう。
- パワークラスは上位SWと比べるとランランクは下がる感じ。
- でも、必要十分な性能でコストパフォーマンスは高い!!
- ハードな釣りに行く機会が少ないならこのクラスが良いのかも。
- とにかく大物とパワー勝負したい!ならツインパワーSWやステラSWを!
2020年モデルのストラディックSWについてお伝えしましたが、参考になりましたでしょうか?必要十分な性能は持ち合わせていますので、是非、ご検討されてみては如何でしょうか?
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
釣行記を毎週記事にしていますので、良かったら見て下さいね~!!