今年は梅雨明けも驚くほど早く、6月末ですが既に都心部では40℃を超すと言ったニュースを見かけましたが、この状況で電力需給不足が懸念されていますよね。ひょっとしたら計画停電が実施される可能性もあるとの事なので、停電に備え熱中症対策に欲しいグッズや冷蔵庫の食材を傷ませない工夫なんかについてお伝えしていきたいと思います。
目次
2022年6月末現在の電力需給の見通しについて
2022年5月27日に資源エネルギー庁から発表された【2022年度の電力需給の見通しとたいさくについて】によると、この時点での7月度の電力需給の予備率は、東北、東京、中部地域で3.1%、北陸、関西、中国、四国、九州地域で3.8%、北海道と沖縄に関しては20%を超す見通しで、8月以降は緩やかに予備率が回復するような見解がなされています。
また、冬季に関しては更に厳しく2023年1~2月度の予備率の見通しに関しては▲0.5~0.6%と電力需給が出来ないとの見通しの見解です。
なので、日本政府からは節電に関する協力要請が出てたり、節電に関する補助に関して動きが出て来ている状況ですね。企業では省エネ法の関係でかなり節電されてると思いますし、もう既に各ご家庭でも電気代が高くて節電されていると思ったりもしますが・・・・。
それはさておき、こう見ると夏場は大丈夫そうな気がするかも知れませんが、もし、計画停電が実行されたらどうなるかを想像してみましょう。
夏場に数時間の計画停電が実行されたら
エネルギー的に考えてみると、日差しが特に厳しくなる10~15時位はエアコンの負荷率が高くなる時間帯かと思います。その他のテレビや生活リズムなんかも加味すると実施のエネルギー使用量はこの時間帯がピークという訳ではないかと思いますが、取り敢えずエアコンだけを考えると、この時間帯がキツいことになりますよね。
もし、この時間帯に計画停電がなされたらどうなるでしょうか?
さっきまで冷房が効いてた部屋が、気温40℃近くの中で扇風機もエアコンも使えない状況になり、急激な温度変化に加えて、数時間とは言え過酷な環境に身を曝されることを想像すれば熱中症になるリスクが高くなりますよね。
また、復電しても困るのが冷蔵庫の中身が大丈夫かということも心配ですよね?
それでは、これから猛暑に対する対策について考えていきましょう。
暑さ対策について考える
換気する
まず簡単に出来ることと言えば、窓を開けて換気することですよね。エアコンが停止して暫くすると暑くなってくるので、そのタイミングで換気をしましょう。風通しが良くなるように開けられる窓は出来るだけ開けて、換気効率を高めましょう。
遮熱する
これは、太陽からの輻射熱を遮断することが目的です。太陽からの熱は屋根や窓が特に影響を強く受けます。屋根に関しては手軽に対策は出来ませんが、窓に関しては割りと簡単に対策が出来るので、是非やっておきたいですね。
マンションなどで固定する場所がないならこういうタイプのものをチョイスされるのもありかと思います。
ロープ等で固定する場所があるなら安上がりに出来ます。
窓を温めない事が重要なので、窓の内側のカーテンで対策をするのではなく、窓の外側を涼しくしておくと遮熱効果は高まります。
窓の温度が40℃なのと、35℃では窓からの放熱量が変わりますよね?
風やUVに対して丈夫なものが長持ちするので、そういった物をチョイスされるのが良いかも知れません。
また、風がしっかりと室内に通るように開口部を作ることも大事です。換気効率が良くなりつつ、日陰を出来るだけ多く作るように角度を調整するのが良いかと思います。
陽の当たる小窓はすだれ等を使うのもアリですね。
この対策は、日常でもエアコンの節電対策になりますね。
身体を冷やすグッズを使う
①通気性の良い衣類に着替える
冷房を効かせてる場合、寒くなり過ぎないような衣類を着用してたりするかも知れません。なので停電したら、通気性の良い衣類に着替えて体温上昇を抑えましょう。
②保冷剤を冷凍庫に常備しておく
熱中症になっても使えるので、冷凍庫に多めに常備しておくとGoodです。
後述しますが、冷凍庫の節電にも貢献します。
③アイスタオル・クールリング
水煮濡らして絞ると涼しさを感じることが出来る冷感タオルです。
また、首元を冷却してくれる話題のクールネックもおススメです。
ダイソーからも類似商品が出ていますよ~。
④充電式ファン
電気が遮断されているので、充電して使えるものがあると便利です。このファンだとLEDライトも搭載されているので夜間でも安心です。
夏の車中泊やキャンプでも使えますね!
⑤ポータブル電源を使う
ここまで来るとお金もそこそこ掛かってしまいますが、スマホの充電は勿論、扇風機なんかを動かすことが出来ます。停電時だけでなく災害時にもとても役に立つアイテムですので、可能ならば1台は欲しい所です。
勿論、アウトドアでも重宝しますよ!
ポータブル電源は、瞬間電力と充電容量によって価格が大きく変わって来ます。電子レンジも動かすなら増設も出来るパワフルなEcoFlow River Proを強くおススメします。
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専用のソーラーパネルもあわせてご購入しておくと、災害時にはとても重宝されるかと思います。
と簡単ですが、電気が遮断された時でも暑さに備えることについては以上です。次に冷蔵庫の中身が傷まないような工夫と、日頃の節電対策についてお伝えしていきたいと思います。
停電中に冷蔵庫の中身を傷ませない工夫について
冷蔵庫の中身は少なく、冷凍庫は一杯にする
冷蔵庫は中身が少ない程、エネルギーを消費し辛くなります。
なので、冷蔵庫は冷気の吹き出し口を塞がないようにしつつ、庫内に冷気が隅々まで循環するように食材等を配置しておくと効率的です。また、不要な食材等を極力入れ過ぎないようにしておくこともポイントです。
冷凍庫は逆に庫内を一杯にしておくことで、エネルギー消費を抑えることが出来ます。先述しました通り保冷剤を沢山入れておくと、もしもの時の身体の冷却も出来ますし、停電時には冷凍庫で冷やしておいた保冷剤を冷蔵庫に入れる事で、冷蔵庫内の温度上昇を抑えることが出来ます。
冷蔵庫をビニールカーテンで仕切るのは放熱を抑える効果はありますが、ドアポケットに保存している調味料や牛乳等は冷気から遮断されますので、傷みやすくなるのでおススメはしません。
日頃の節電の工夫について
エアコン
①点検する
まずはエアコンが効率良く運転出来るようにエアコン自体を点検してみましょう。
室外機のフィンは汚れていないかチェックしてみましょう。汚れている場合はフィンを潰さないように清掃しましょう。
この時に室外機に陽が当たり、室外機自体が熱くなっているようなら、遮光することで室外機の表面温度が下がり、室外機の効率悪化を抑える効果が期待出来ます。
冷房時は気温が35℃を超すと室外機の熱交換効率が極端に悪化しますので、すだれ等で室外機から出て来る排熱風が阻害されないように遮光しましょう。
室内機のフィルターやファンに汚れが蓄積していないかもチェックしてみましょう。汚れている場合は、フィルターは清掃し、ファンや熱交換器が汚れている場合は清掃業者さんに依頼して綺麗にして貰いましょう。
この2つをするだけでも、エアコンの省エネには効果的です。
②小まめなON、OFFは意外と?
後、エアコンは小まめにON、OFFするよりも連続運転の方がかえって電気代が安くなるかも知れません。勿論、温度設定に大きく影響されるので確実とは言えませんが、エアコンが効き出して設定温度まで下がり風量が落ちるようならば、連続運転の方が節電になる可能性があります。逆に設定温度まで下がらない場合は、連続運転だと無理な運転をしている可能性があります。室外機や室内機を清掃しても効果が無い場合等は冷媒ガスが抜けていたりする可能性もあるので、プロに点検して貰いましょう。
③扇風機と併用する
後は、エアコンの風の流れを助けるように扇風機を弱運転することで、空気の循環が促進されエアコンの負担が減ります。
④服装を涼しい物に変えてみる
服装を涼しいものにしておくと体感温度を下げることが出来るので、エアコンの温度設定を上げることが出来るかも知れません。
テレビ
実はエアコンよりもテレビの方が電力消費量が高かったりします。昨今では大型テレビを使用するご家庭が増えていると思いますが、50インチ型大型テレビでは電力消費量は170wh以上だったりします。75インチ型なら300whを超すようです。対してエアコンは120~130wh位と言った所でしょうか。
また、テレビはかなり放熱しているので、室内温度を上昇させる要因にもなります。なので、テレビを不要時には消しておくことでテレビだけでなくエアコンの電気代も下げる事に繋がります。
まとめ
今回は、生活に大きく影響する計画停電時に困らないための観点からキャンプや釣りでも使えるアイテムなんかを紹介して来ましたが、アウトドア用品はこういった非常時にとても有用なものが多数存在しますので、今回紹介した物以外でも揃えておいて損はないかと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!!
ポータブル電源は幾つか記事を書いていますので、気になる方はあわせてご一読くださいませ。
今回はちょっとアウトドアとは違う記事になってますが、釣りやキャンプにも使えたり応用できると思いますので、最後までお付き合い下さいませ。