これまでサーフでのショアジギングでは2017年モデルのツインパワーXD C5000XGを使ってましたが、2021年モデルを買ってみましたので、その違いと良さについてお伝えしたいと思います。特に女性や力が強くない方にはおススメモデルですので、是非、ご覧くださいませ!!
因みに、2020年モデルのツインパワーについては以下の記事でC3000XGの魅力についてお伝えしていますので、ご参考になればと思います。
目次
ツインパワーXDってツインパワーと何が違うの?
ノーマルツインパワーの耐久性を高めたモデルです。
因みに、ツインパワーSWは更にパワーと耐水性を高めたモデルとなっています。
スペックの比較
ツインパワーシリーズ間での比較と、2017年モデルXDとの比較をしてみます。
ツインパワーシリーズの比較
ツインパワー・XD・SWの三種類でスペックを比較してみました。(数字で比較できる部分のみ)
品 番 | ツインパワー C5000XG | ツインパワーXD C5000XG | ツインパワーSW 5000XG |
---|---|---|---|
ギア比 | 6.2 | 6.2 | 6.2 |
実用ドラグ力(Kg) | 6 | 6 | 8 |
最大ドラグ力(Kg) | 11 | 11 | 13 |
自重(g) | 260 | 245 | 415 |
スプール径/ストローク(mm) | 52/19 | 52/19 | 54/19 |
糸巻量ナイロン(号-m) | 4-190,5-150,6-125 | 4-190,5-150,6-125 | 4-200,5-150,6-130 |
糸巻量ナイロン(mm-m) | 0.35-175,0.40-120 | 0.35-175,0.40-120 | 0.33-200,0.37-150,0.405-130 |
糸巻量フロロ(号-m) | 4-170,5-135,6-115 | 4-170,5-135,6-115 | – |
糸巻量PE(号-m) | 1.5-400,2-300,3-200 | 1.5-400,2-300,3-200 | 2-350,3-240,4-170 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | 101 | 101 | 105 |
ハンドル長さ(mm) | 57 | 57 | 65 |
ベアリング数BB/ローラ― | 9/1 | 10/1 | 10/1 |
本体価格(円) | 46,500 | 48,500 | 61,500 |
SWはパワーがワンランク上な感じですね。
SWは価格も段違いで比較するのもどうかな~ってレベルなので、価格の近いノーマルと比べると、軽さと、ベアリング数が優秀ですね。
詳細は、公式サイトからどうぞ⇒SHIMANO公式ツインパワーXDのHP
2017年モデルと2021年モデルの比較
2017年モデルからどう進化したのかを簡単にお伝えしますね。
軽くなった
C5000XGでは、自重が300gから245gまで軽量化されています。
これは、ボディがこれまでアルミ合金製だったものをCI4+という新カーボン素材に変えたことによるものと思います。この部分は賛否両論ある部分のようですが、剛性に関して使ってみた感想は、
今の所、分かりません(汗)
長年使えば、差が出てくるのかも知れませんが、1か月半程度では、全く分かりませんでした。90cmオーバーのサメを妻が掛けた時も、余裕そうでしたし問題なさそうでした。
私は剛性の僅かな差よりも、この軽さの差の恩恵の大きさの方がスゲーーッ!!て感じです。
サーフショアジギングがメインですが、投げてシャクってを繰り返すこの釣りでは、この55gの差がかなり快適さに違いが出てきます。
ロッドにぶら下がっているリールの重さが55g変わるだけで手首に感じる重さの違いが体感出来ますよ!!
ベアリング数が1つ増えた
ローター上部シールカバー(リテーナ)の内側に一つベアリングが増えました。軸受けが増えるとその分、軸がブレにくくなります。スプールの根本をしっかり支えることで、スプールのフラツキを抑制することができ、ドラグがスムーズに作動しそうですね。
スプールリングが強くなった
今回のスプールリングにはステラSW と同じバリアコートスプールリングが採用されたことで、デリケートな部分がタフになりました。
ここが傷つくとラインが傷つくので、特にデリケートに扱う必要がある部分です。このパーツがシマノ最強リールのステラSWと同等になったことは大きい進歩と言えるでしょう!!
17ツインパワーXDにもこのスプール付けようかな~(笑)
まだまだ進化した部分はあるのですが、分かりやすい部分ではこの辺りでしょうか。
見た目が少し落ちた
これは好みの問題なので、あくまで一個人の意見ですので、ご了承ください。
色が紺色っぽくなったのと、スプールのスリットって言うんでしょうか、そこのデザインが2017年モデルの方が良かったかなと思います。
ただ、使っている分にはリールを見て釣りをしている訳ではないので、全然問題にならないと思いますし、ロッドにセットするとほとんど、デザインは気になりません。
20ツインパワーと21ツインパワーXDで悩んだら
20ツインパワーは、回転がとにかくスムーズで値段も2,000円安いのが魅力です。耐久性を取るかコストパフォーマンスを取るかで悩まれる方もいらっしゃるんじゃないかと思います。ただ、大手ネット通販では、2021年6月現在では価格に差はほとんどありませんので、どちらを選ぶか余計に悩まれるかも知れませんね。
更に余計に迷わせることを書いてみます。
- 20ツインパワーは、ベアリング数は1つ少ないけど回転が軽くて気持ちイイ。
- 21ツインパワーXDは、軽くて、水にも強く、スプールが最強。
- いや、20ツインパワーに後から21ツインパワーXDのスプール付けたら良いんじゃない?
- でもそれだと、高くなっちゃうじゃん!!
- でもでも、替えスプールに使えるよね!?
私はどちらのリールにも良さがあってどちらも好きなので、どちらがどうということは言えませんが、以下に私の考え方をまとめますので、ご購入の参考になれば程度でご覧くださいませ。
- 巻き心地を重視される方(XDも全然スムーズですが、軽さが違います)
- 水が掛かったりするようなタフな釣りをほとんどされない方
- リールの手入れが好きな方
- 少しでも軽くしたい方
- 耐久性が欲しい方
- タフな釣りをよくされる方
- 頻繁にメンテをされない方
ちなみに、回転時の音を20ストラディックSWと比較した動画がこちらです。
SWモデルと悩んでいるなら
サーフで使うならSWモデルの必要はないと思います。
私がサーフでSWモデルが必要ないと思う理由としては、
- サーフで使っていてまず波を被ることが無い。
- SWモデルは重たい。
です。
私は毎釣行ごとに、リールは水道で丸洗いすることを繰り返しています(ドラグをしっかりと締めてからですが)。これを週3日以上の釣行でかれこれ7か月位経過していますが、リールから異音がしたりというようなことがありません。砂噛みには注意する必要がありますが、砂噛みに関してはSWモデルでもNGだと思うので、タフな状況になりにくいサーフならXDモデルで十分だと思います。
SWモデルだと、重たくなりますしね。
ロックショア等で潮を被るような状況で使われるなら、ドラグ力も高くて防水機能が高いSWモデルの方が良いかと思います。
5000番と4000番で悩んだら
サーフショアジギングでは4000番で十分かと思いますが、このリール5000番も4000番も基本性能は変わらず、スプールの糸巻き量が変わるだけなので、もし、ラインを使い分けたいなら、5000番を買っておいて、4000番のスプールを替えスプールとして買うと言うのもアリかと思います。参考までに。
20コルトスナイパーSS S100Mと組み合わせると最強!!
このC5000XGに2020年モデルのコルトスナイパーSS S100Mを組み合わせるとサーフからのショアジギが超快適になりました。2016年モデルのコルトスナイパーBB S1000M+17ツインパワーXD C5000XGの組み合わせタックルを使った後に、この組み合わせを使った一発目の感想は、
何コレ!!リール付いてるの??(汗)
って位、冗談抜きで軽かったです!!
実際、この組み合わせは妻が使ってますが、17XDに戻すだけでも重さの違いがはっきりと分かるぐらい快適さが違うようです。
もし、ショアジギングのタックル全てをお探しなら、このセットはホントにおススメなので、是非、ご検討くださいませ。
ちなみに、このリールを使ったYoutube動画もありますので、良かったら見て下さいませ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!!
釣行の様子を基本的に毎週記事にしていますので、良かったらこちらもどうぞご一読くださいませ♪
今回は、C5000XGをベースにその魅力をお伝えしたいと思います!!