夏場の簡単キス釣り仕掛けと釣り方の紹介

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    小さい体に似合わず力強い引きが楽しめるシロギス。夏は産卵のために大きな群れで浅場に集まって来ますので、数釣りが楽しめると思います。今回は、この浅場に集まるキスを釣るための簡単仕掛けと釣り方について紹介してみたいと思います。

    シロギスの習性

    何気なしに釣りをするよりもシロギスの習性を知ることで、より効率的な釣り方が出来るかと思いますので、しっかりと理解を深め、ヒット率を高めましょう!

    どんな場所にいるの?

    シロギスは砂地を好み、底にいるゴカイ類、アミ類、エビ類を吸い込んで捕食します。また、外敵が近づくと砂に潜る性質もあるようです。そのため底付近を群れで回遊しています。これらのエサとなる生物は、プランクトンが集まりやすい地形や流れの変化がある場所にいることが多く、釣るポイントはそういった場所を狙うこととなります。地形の変化や流れの変化を狙うのは魚釣りの基本となっています。

    シーズンは?

    シロギスは、地域により差はあるかと思いますが、大体6~9月頃に産卵のために浅場に集まります。産卵シーズン中は何度も産卵を繰り返すようです。卵は1日程度で孵化し1年で10cm程度成長するようです。産卵シーズンが終わると徐々に深場に移動します。ですので、釣りやすいのは6~10月頃と言えます。私の経験上では4~6月ぐらいは数は出ませんが釣れるのは大きな個体で、7~10月は数はでますが小~中型な個体が釣れるイメージです。冬場は船釣りになるかと思います。尚、下表は岸釣りを対象にしています。

    時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
    × × × × ×
    サイズ 大~中 大~中 中~小 中~小

     

    仕掛け

    今回は夏場のチョイ投げ釣りの仕掛けを紹介したいと思います。本格的な遠投仕掛けは、またの機会に紹介できればと思います。

    竿

    使用するオモリが3(11.25g)~8号(30.0g)程度となりますので、この重さが投げられて、長さが1.8~3.0m程度の竿でOKです。私はバスロッドやシーバスロッドで釣っています。先調子の穂先の感度が良いものが使いやすいかと思います。

    ●万能竿

    ご家族で本数が必要だったり他の釣りもしたいなら、サビキ釣り等も出来る万能竿でOKかと思います。

    ●有名メーカーの専用竿

    船竿となってますが、チョイ投げ釣りは問題なく出来ます。また、先調子なので小さなアタリも分かりやすいと思います。

    ●遠投もしたいならこちら

    沖にいるのも狙いたいなら、本格的な投げ竿が良いと思います。

     

    リール

    2000~3000番程度でOKです。私なら他の釣りにも流用できる2500番を選ぶかなぁと思います。砂浜での取り扱いの注意点としては、リールをそのまま床置きしないことです。これはリールの回転部に細かな砂が入り込んでスプールの回転がロックすることを防ぐためです。ですので竿立てを使うことをおススメします。

    ライン

    ラインは着底やアタリが取りやすいPEライン0.4~0.8号をおススメします。ナイロンラインやフロロカーボンラインの1~2号程度でも全然問題ありません。PEラインを使用する場合は1~2号程度のショックリーダーを使用して下さい。

    ↓画像と商品が異なりますのでご注意下さい。

    オモリ

    先ほどもお伝えしましたが、使用するオモリが3(11.25g)~8号(30.0g)程度となります。出来ればオモリは底が取れるギリギリの重さのものをチョイスするのがベストと考えます。なので中通しオモリやジェット天秤オモリ等ありますが、私のおススメはナス型オモリと六角オモリです。これらを小型天秤に取り付けて使用すると、状況の変化に合わせオモリに直ぐに交換できるのでおススメします。

    ハリス仕掛け

    ハリスは市販の3~5本針仕掛けでも全然OKですが、私は1~2号のナイロンラインまたはフロロカーボンラインを長さ20~50cmにして一本針仕掛けをおススメします。針が多いと1キャストで数匹釣れるのがとても楽しく魅力的ですが、針が多くハリスが長いとラインが絡みやすく、1回絡みだすと投げる度に絡む確率が高まり結果として手返しが悪くなったりします。1本針だと管理がとても楽ですので、ご家族で数本竿を出してる場合のお父さんが負担する役割はかなり下がると思いますよ!

    また、針の大きさは7~10号を使用します。夏場は活性が高いので、針を飲み込まれないように8~10号の針を使う方が良いかも知れません。なので、ハリス仕掛けは針のサイズを変えたものを数種類作っておくことをおススメします。針の結束方法は簡単な外掛け結びでOKですよ。

    エサ

    エサは、砂虫を基本にし、青イソメも使用したります。また、これらのエサを触ることが出来ない女性が多いかと思われますので、その際は疑似餌を使うと良いです。これがエサと遜色なく釣れます!エサは針から少し出る程度で切って使って下さい。これはアワセのタイミングを分かりやすくするのと、フッキング率を高めるためです。

    ↓↓↓疑似餌のポテンシャルが分かる記事

    kisu

    釣り方

    まず釣りを開始する前に、海や周辺を見渡して変化がありそうな場所を探します。潮目がある場所や波打ち際等で地形が変化しているような場所があれば、そういった場所から釣りを開始してみて下さい。

    最初の数投は遠目に投げて、底をゆっくりズル引きしながらどんな地形になっているかを把握するようにして下さい。この時、底が取りづらいようでしたらオモリのサイズを1ランク上げてみて下さい。ズル引きした際に、ゴツゴツとなるようでしたら底が砂利になっていますし、スーッと楽に引けるようでしたら砂地となっています。このゴツゴツとスーっの境目辺りが狙い目の一つになったりします。また、波が出始める位置がかけあがりとなっていますので、そういった場所もポイントとなります。この数投中でも魚はエサを食べに来ますので、アタリが分からなくても、仕掛けを回収する度にエサの状態を確認して下さい。

    ポイントが概ね把握出来たら、絞ったポイント周辺を狙ってみて下さい。この時、エサを同じ場所にそのままにしておくのはメゴチやクサフグといった外道が来ることが多いため、私は竿を引いてズルズル→ピタッ(10秒程度)を繰り返しています。リールは竿で引いた分だけ巻き取るようにしています。オモリが何かに当たってズル引く重さが重くなったら引くのを止めて様子を見ます。当たらないなと思ったらズル引きを再開します。アタリが出た位置は覚えておいて、その辺りを重点的に狙ってみましょう。潮汐によって状況は常に変化していきますので、釣れなくなったなと思ったらそれまでと違うポイントを試してみたりして下さい。

    針を飲み込まれた場合の対応方法

    キスに針を飲み込まれた場合は、針外しを使う前に試していただきたい小技があります。

    それは、エラに人差し指と親指を入れてハリスを引っ張る!です。この時、ハリスを引っ張る時はグリグリとハリスを小さな円を描くように回しながら引っ張ると、より外れやすくなります。これでもダメなら針外しを使ってください。

    フグやアマギ(クロサギ)といった他の魚は、指と切ったりして危険ですので針外しを使いましょう。

    釣って楽しい、美味しい魚ですので、是非釣りに出掛けてみて下さいね。

    tenpura

    最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!!

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